映画パイレーツオブカリビアン2
近代世界商業とフランス経済―カリブ海からバルト海まで
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貿易の興亡 |
面白い。講演の記録だそうである。
著者はボルドー経済の研究から、大西洋の貿易を広くカバーする碩学だそうである。
とりわけ、フランス十八世紀の経済成長にとって、植民地産品の輸入と再輸出が鍵であったという指摘は、スッキリしていて嬉しい。
オランダが十七世紀に貿易を牛耳ったのは、バルト海をおさえていたから。スペインとの関係が悪化して、塩を輸入できなくなり、ベネズエラに取りに行ったことがカリブ海進出のきっかけであった。
アジアでは香料貿易が十七世紀を支えたが、やがてマーケットは飽和に達し、なお独占をゆるめなかったオランダは販路を失っていく。
そんな、珠玉の話がちりばめられている。
ただし、ストーリーの流れはあまり良くない。自分で整理すると、スッキリ楽しい。

